何を基準に買えばいいの?(1)~宝石評価の基本~

宝石の品質ってわかりにくいですよね。購入するとき、何を基準に買えば良いのか。僕もいまだに迷います。

ダイヤモンドなら鑑定書やソーティングシートにグレードが書いてあるから、それを基準にできますが、ダイヤモンド以外の宝石は、石の種類や成分が記された鑑別書はあってもグレードの記された鑑定書はありません。

これは本当に値段に見合っているんだろうか?とか、超レアって書いてあるけど本当に?とか、産地は信じて良いの?とか、挙句に、もしかして合成石じゃあるまいな!?とか考えだしたりして、見れば見るほど余計に分からなくなったりします。

どの宝石にも鑑定書がついていたら良いのにって思うのですが、ないので、自分で判断するしか仕方がありません。そのためには結局、たくさん宝石を見て、たくさん知識や情報を蓄え、自分なりに基準を作っていくしかないんですよね。

でも、たくさん宝石を見ましょうって言われたって……漠然としすぎてて、よく分からないですよね。

僕も宝石屋さんに入ったはいいけど……なんか色々手に取ったり、見比べてみたり、お店の人の話を聞いてみたりもしたけれど、結局、よく分からなくて買わずに帰ってきちゃった。っていう経験が何度となくあります。

どこを見れば良いのか、ポイントを押さえておかないと、どんなに宝石を見たって、ただ漠然と眺めただけになってしまいます。

そこで押さえてほしいポイントが、ダイヤモンドの4Cと3つの輝きです。4Cというのは、かなりざっくりいうと、色、透明感、形、大きさのことです。また、3つの輝きというのは、宝石に光を当てたときに白く反射する輝きと、宝石を動かしたときのキラキラした輝き、それに宝石の中に入った光が屈折することで見られる七色の輝きのことです。

この7つのポイントをじっくり見ていけば、どんな宝石でも、ある程度、評価というか、判断ができるんじゃないかと思います。

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