スモーキークォーツ

クォーツの中で、茶色~黒色のものがスモーキークォーツと呼ばれます。

和名でいうと煙水晶。焚き火の煙を通して太陽を見たときのイメージでそう名づけられたそうです。

水晶の成分であるケイ素の一部がアルミニウムに置き換わっていて、さらにそこに放射線が当たって電子が吹っ飛ばされると、特定の色が吸収されるようになり、このような色になります。また、このような仕組みで発色している天然石は、光や熱の影響を受けて、変色や褪色を生じることがあるようです。

天然で採れるスモーキークォーツは良質のものが減っており、現在、市場に出回っているものは、潜在的にアルミニウムイオンを含む水晶にガンマ線を照射して、人為的にスモーキークォーツにしたものが多いそうです。

英名:Smoky Quartz
和名:煙水晶

成分:二酸化ケイ素
色:茶褐色
透明度:透明
結晶系:六方晶系(三方晶系)
モース硬度:7
比重:2.65
屈折率:1.544~1.553
複屈折率:0.009
多色性:弱い二色性
偏向性:あり

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